生産者の『力』を活かし、日本を強くする。

食材と向かいあう

 私たちは小さな農園で野菜を作っております。最初は土壌を探すことから始めました。そして秋田にある太平山に農薬を使っていない土の畑をみつけました。私たちの野菜作りが始まりました。太陽の近さを身近に感じる山まで出向き、熱気が舞い上がる畑へ水を撒く。雨が降れば容赦なく生える雑草を抜く。虫がつかないようにと農薬はまかない。市場で売っている野菜を買うことは簡単ですが、野菜を作るのは大変でした。

 この経験を積んでから食材の有難さや生産者への感謝を感じて食材と向かいあうことができました。農業に限らず漁業、酪農など全ての生産者とより近い距離で繋がっていたいと思うようになりました。それから各方面の生産者の方々との交流が始まりました。商品の知識をどんどん習得することができました。美味しい食べ方をたくさん教えて頂くことができました。そして、より新鮮なものを、より安く入手することにもつながりました。

 私たちが大切に育てた食材。生産者の方々が大切に育てた食材。苦労して捕獲した食材。歳月をかけて加工した食材が私たちの手元へ送られてくるようになりました。その素晴らしい食材を、知識を得た私たちが丁寧に調理してお客様へお届けする役割なのです。生産者から消費者への架け橋。それが太平山自然農園のテーマです。